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013 GUIRO 2days「きよしこの昼と夜」supported by SCHOP @K.D.Japon
「ぎろとぐらとおきゃくさま」/2007.12.23

2007年12月23日、クリスマスイブイブ(という言い方があるのかどうか)。前日までのどしゃぶりの雨もあがり、12月にしてはうららかな日となりました。

1日目はゆったりとお茶とおやつを楽しみながらライヴを観て欲しいというコンセプトのもと、15時開場・16時開演と通常のライヴよりも若干早めの時間にスタート。

会場ではSCHOPおすすめコーヒー豆とおやつを販売しました。どれも胸を張っておすすめできる名古屋の選りすぐり!


coffee Kajita(一社)
・オリジナルブレンド「いそしぎ」(豆・挽き)
※このイベントのために特注したコーヒー豆。当日限定!

ご夫婦で営まれているコーヒーとケーキのお店。昨年、SCHOP誌上でGUIROの高倉さんにインタビューさせていただいた際に、コーヒー担当のご主人が高倉さんと昔から親交が深いということを知りました(『Album』発売の際にはコメントも寄せられています)。そのときから考えていたGUIROとKajitaの顔合わせが実現できたら、というアイデアが、このたび晴れて実を結びました。
この日のためのオリジナルのブレンド、その名もGUIROの曲名より「いそしぎ」。ご主人より託された『華やかな風味となめらかな食感』というキャッチコピーのとおり、香り高い逸品に仕上がっていました。
最高品質の豆を自家焙煎で仕上げたコーヒーが評判で、10席にも満たないカウンターはいつ行ってもお客さんの途絶えることがありません。イべントではご紹介できませんでしたが、ケーキも素材の組み合わせ、食感、デザイン、いずれも他ではお目にかかったことのない独創的なアイデアが満載で新鮮な驚きに満ちています。コーヒーとケーキ、両方ともなみなみならぬ時間をかけじっくり準備してきたからこそのものでしょう。人気のお店なので、存分に味わいたいのなら、できるだけ早めの時間に訪れることをおすすめします。

kamiya bakery(名古屋大学西)
・ラスク(くるみレーズン・カレンツ・フィグ・ライ麦カシューナッツ)
・クリスマスクッキーセット(ツリークッキー・オレンジピールのミニスコーン)

住宅街の中にあるちいさなお店。木のトレイの上できれいに整列したパンたち。いつもにこやかな店員さんのキャラクターも相まって、陽だまりのようなあたたかいムードに満ちています。数はあまり多く作らず、売切れ次第おしまいとなるのですが、わざわざ足を運ぶ価値ありと断言します。ゆっくり時間をかけて作られたパンは、見た目は飾らず素朴でありながら、とても香り高いのです。
今回は『おやつを出す』というテーマにそって、パンではなくラスクとクッキーを作っていただきました。(以前ラスクをSCHOPで紹介したことがあるということもあったのですが、パンに関してはぜひお店に足を運んで求めてもらいたいという思いもありましたので、あえてこのような選択にしました)おきゃくさまには「実際の店頭にもこんなにたくさんラスクが並んでいるところは見たことがない!」と意外なところで好評でした(笑)。
ラスクのベースとなるパンはもちろん一から手づくり。手間ひまかけた逸品です。SCHOP特におすすめは「ライ麦カシューナッツ」。黒胡椒とお砂糖味の不思議なマッチングが最高。もちろんどの種類も軽くて何枚でもいけちゃいます!そして、このイベントのために当日はkamiya bakeryでおなじみの焼き菓子のセットも作っていただきました。ラッピングもかわいく、瞬く間に売り切れてしまうほど大人気でした。

midori:sweet(オヤツ作家)
・珈琲ぼうろ
・チョコチェリーのケーキ

 

今はなき本山・猫ヶ洞の雑貨店「マカシラ・ハログナ」。古民家を改装しギャラリーを併設して、作家ものの雑貨を扱う、名古屋では先駆け的なお店でした(今や大人気の「男前豆腐」にもいち早く目をつけていた!)。そのレジ前オヤツとして好評を博していたのがオヤツ作家midori:sweetさんの「珈琲ぼうろ」でした。
マカシラ・ハログナが惜しまれつつ閉店し、あの味をもう味わうことができないのかしら…と悲しみに暮れていたところに、マカシラ・ハログナがネット雑貨屋さん「マカロンTV」として生まれ変わり、珈琲ぼうろがレギュラー商品として扱われるという吉報をキャッチ!早速SCHOPで紹介させていただきました。 midori:sweetさんが本領を発揮するのは、覚王山まつりを始めとしたイベントへの出品。毎回イベントテーマに合わせたオリジナルスイーツを編み出し、ひっぱりだこの存在です。もちろん今回も、イベントタイトルの元ネタ・「ぐりとぐらのおきゃくさま」のおはなしからイメージしたチョコ味のケーキを作ってくださいました。クッキーの台にのせたタルト仕立てで、中にチェリーをしのばせ、雪の模様でデコレーション。彼女らしい工夫の光った目に舌においしい一品でした。
みなさんもきっとどこかでまた彼女のおやつに出会えることでしょう!

*cafe Loffel(白川公園東)
 名古屋市中区栄2-15-16 山一YIGビル1F/052-203-3038
・N.Y.Cream Cheese Cake

男性店主がひとりで切り盛りしているちいさなカフェ。白川公園の緑と美術館を臨む抜群のロケーションに、私以上に乙女なんじゃないかと思われる店主の趣味が反映された、なごみの雰囲気。でも、これは一見に過ぎない。この店にはソファ席とカウンター席があるのだけれど、カウンターから埋まってゆくことが一番のポイントなのです。お客さんと店主が言葉を交わす場面がよく見られ、それが馴れ合いではなくごく自然なムード。まるで古きよき喫茶店的な味わいもあるのです。
クレームブリュレ、手づくりアイスクリームの入ったパフェ、ショートケーキ(春とクリスマス時期に登場するいちごがこれでもか!と入ってるものや、夏場にはコスト度外視?!なメロンも登場します)など、お店では日替わり・季節ごとに厳選したスイーツが楽しめます。イベント出店はほとんどされないのですが、5年前のオープン当初からの定番品、門外不出のチーズケーキを特別に!出品していただきました。
ここは時間をかけてゆっくりと過ごしてほしい場所。初めて行っても、ひとりで行っても、きっと心地よく過ごすことができる。雰囲気だけでなく、心からリラックスできます。これぞカフェ本来の姿だなあと思うのです。


コーヒーは豆の販売だけだったのですが、ハポンのスタッフのご協力により、試飲のサービスを行うことができました。ご来場の方には入場とともにコーヒーの良い香りを感じていただけたのではないでしょうか。おきゃくさまが思いのほかつぎつぎとおみえになったため、全ての方に試飲をしていただくことができなかったのが心残りです。

ちなみにコーヒーもおやつもおかげさまで大好評のうちに完売いたしました。ありがとうございました!買うことができなかった方、ごめんなさい。

また、当日はご来場の方にSCHOP製作のパンフレットを配りました。表は2日間の出演者のみなさんに「クリスマス」というお題で書いていただいた文章やイラストを掲載。裏はコーヒー、おやつ、ごはんを出していただいたみなさんを紹介しました。

続々と入場するおきゃくさまで、開演の頃には1階も2階も満席。


gura

ライヴはまずguraが登場。

saboten
new song
yuuyake
パレード
ハカランダ
空気とダンス
fly

名古屋を中心に活動する男女混成のインストゥルメンタルバンド。GUIROとは初めての顔合わせです。2年前に鶴舞ロックフェスティバルで初めてライヴを観たときからずっと、曲の構成力や演奏力が非常に高いことに注目していました。多様な音楽性を持っているところもGUIROに通じるものを感じたため、今回共演をお願いさせていただきました。

ライヴをご覧になったみなさんもこのバンドには馴染みのない方がほとんどだったでしょう。そんなこともあり、おそらく当日の彼らはとても緊張していたと思います(さらにMC中でも触れられていましたが、ガットギターのオチアイさんがGUIROの大ファンでそのことも緊張に拍車をかけたとか)。でも、そんなことは見事に吹き飛ばすほど堂々とした演奏を見せてくれました!

とにかく1曲目の『saboten』から気合いがみなぎっていました。今までライヴを観た中では、どちらかというとハイライト的な位置付けの曲で、これを最初に持ってくるのは珍しいなあと思いながら聴き始めたのですが、1曲目だというのにこんなに出し切っていいの?!というくらい白熱していました。盛り上がってくるにつれ、オチアイさんがまず首の巻き物をパーン!と床に投げつけ、程なくかぶっていたニット帽も脱ぎすてて。その様子がとてもすてきだった。(その後律儀にニット帽をかぶり直していたのにちょっとウケちゃいました)

この1曲目で勢いづいたのか、終始熱のこもった演奏を見せてくれました。走るところは勢いに乗って走り、決めるところはぴしりと決める。緩急メリハリのついた演奏が飽きさせずなんとも清々しい気持ちにさせてくれます。
アルバムに収められていない新曲も華やかで前向きな印象のものが多く、今後にますます期待が高まるライヴとなりました!


GUIRO

続いて登場したGUIROも、guraの気合いに影響されてか、完璧な演奏を見せてくれました。メンバーは4人+コーラスの竹内絵美さんの5人。

目覚めた鳥
風邪をひいたら
あれかしの歌
ファソラティ
日曜日のチポラ
イルミネーション・ゴールド
いそしぎ
ゆれる太陽〜山猫
エチカ
墜落という名のジャム
しあげをごろうじろ
- - - - - - - - - - - - - - -
(アンコール)
新世界より
ハッシャバイ

この日はそれぞれが出す音にも、歌う声にも、とにかくすべてに迷いがなかった。幾度となくGUIROのライヴを観てきましたが、これほど隅から隅まで行き届いた演奏を目にするのは初めてだったかもしれません。このままライヴ盤作ってほしい!と思えるくらい。

序盤はゆったりめの曲が中心、徐々にスピードを上げてゆく感じでライヴは進みました。

途中、高倉さんからCoffee Kajitaのいそしぎブレンドにまつわるちょっといい話も。「『歌にパンチがないからパンチのない味にしといた』って聞いたんですけど、さっき試飲させてもらったら結構ガツンと来るもので。これは遠くから『がんばれよ』って励ましてもらってるのかな、って思いました」

中盤「ライヴが2日間あるからというわけでもないんですけど、今日だけ聴ける曲があってもいいんじゃないかなあと思いまして」と、高倉さん後ろに下がる。そして、「厚海義朗コーナー」と題し、よしろうくんのソロコーナーが!「普段はベースでバンドの屋台骨として頑張っているんですけど(笑)、僕の歌を聴きたいというリクエストがありまして、たまには歌ってみるのもいいかな、と」。アコギを手に『イルミネーション・ゴールド』。この曲に関してはライヴではいろんなアレンジで聴いてきましたが、女性のコーラスや亀ちゃんのシンセサイザーの音が入るなど、ここまで原曲に近い雰囲気で聴くのは意外にも初めて。高倉さんは今回はベースを弾かずにマラカスだけ持ってコーラス。正座でベースを弾いてほしかった気もします(笑)。

よしろうくんと言えば、高倉さんが曲の合間にチューニングをしているところに、その音に合わせベースを爪弾き始め、ゲルさんが軽くリズムを入れたり、えみちゃんが(いいのかしら?!)といった感じでコーラスを始めちゃったりして、ついにはなんとな〜く「えみとよしろう」の持ち歌を演奏してしまった場面がありました。おもしろかったです。

『ゆれる太陽』〜『山猫』からはまさにノンストップ!このライヴの少し前からファンク調にアレンジを変えた『エチカ』を筆頭に、踊れるGUIRO!『墜落という名のジャム』と『しあげをごろうじろ』はメドレーで演奏され、一層盛り上がりました。


guraもGUIROも程よい緊張感を保ちつつ、しなやかで素晴らしい演奏を聴かせてくれました。加えて、(実際に会場に来てもらうことは叶いませんでしたが)コーヒーとおやつを出された皆さんもそれぞれにこの日だけの特別な趣向を凝らしてくださいました。
おきゃくさまにも送り手の想いが伝わり、きっと心地よい空気の中で楽しんでいただけたのではないかと思っています。

12月24日(2days2日目)のレポートはこちら 08.3.18


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